H30年度 3月合宿(後半)

前任者の仕事が(珍しく)早かったため、あわてて筆をとった2年の矢野です。奄美での活動については3月合宿(前半)のブログをご参照ください。抱腹絶倒間違いなしです。
天候に恵まれなかった前半とはうって変わり、後半3日間は見事な晴れ空でした。月に35日雨が降るなんて言われる屋久島で、これだけ晴れているのは珍しいようです。(鹿児島出身のTさん談)


3月23日(金)
鹿児島本港高速船ターミナル~~安房港==紀元杉――淀川登山口――淀川小屋
揺られに揺られて船酔一晩、某世界の果てまでバラエティーならキラキラ処理がかかる所でした。ふらつく足取りで鹿児島に上陸、休む間もなく高速船で屋久島に向かいます。
こちらは幸い揺れず
港から出るバスで今度は紀元杉へ、そこから徒歩で淀川登山口へ向かいます。バスを降りた時点で標高は1000m以上、気温もかなり低めでした。

いざ屋久島
屋久島にはいくつかの避難小屋があり、今晩はその一つの淀川小屋に泊まります。まだシーズンではないものの、小屋は最終的に登山客でかなりの賑わいでした。

3月24日(土)
淀川小屋――花乃江河――投石平――宮之浦岳――焼野三叉路――新高塚小屋――高塚小屋
トイレに立っただけで凍りつきそうな屋久島の夜、ここは本当に鹿児島なのか…メンバーも軒並み寝不足です。8時間超えの行程に不安を覚えつつ、まだ暗い中出発します。
ここだけ色彩が違う…
少し前までは屋久島も雪だったようで、登山道にはかなりの雪がついていました。木道や岩場も凍結状態、良く滑る。男連中が黄色い悲鳴を上げながら進んでいきます。軽アイゼン様大活躍でした。
ファ○ト~一発!
ワンゲルでこれだけ晴れた合宿も珍しく、気持ちのいい縦走でした。同じく天気に恵まれた台湾雪山縦走を想起させます。足下はあちらよりよっぽど雪山でしたが…
上を向いて歩こう
下を向け転ぶぞ
ほうほうの体で山頂に到着。やはり晴れた山頂は良いものです。雪がつくと歩くのに
は大変ですが、その分景色も格別です。良いところ取り出来んものか。
残雪が良い感じです、見てる分には
晴れた山頂はやはり良い…
平野君も思わずこの表情
高塚小屋に到着後時間があったため、少し下った所にある縄文杉を拝みに行きました。曲がりくねった形故に江戸時代の伐採を逃れたそうですが、よくぞ残ってくれましたとも言うべき見事な古木でした。
神々しい…

3月25日(日)
高塚小屋――縄文杉――ウィルソン株――楠川分れ――辻峠――白谷雲水峡==宮之浦港
長かった3月合宿も最終日、高塚小屋以降は木道がかなり整備されており暗い中でも歩きやすくなっていました。途中のスポットもスルーして進むワンゲル下山部。
トテモアルキヤスイ
途中から屋久島名物(?)、トロッコ道に入っていきます。スタンドバイミーさながらに線路を歩いて行く、映画を見たことはありませんが…
線路は続くよ
最後の登り返しで辻峠を越えると、ハイキングコースに入るようで登山客も増えてきます。人が多いと下界感も出てきますね…白谷雲水峡に到着し、無事下山です。
渓流で一息
個人的には入部当初からの目標だった屋久島であり、天候にも恵まれ非常に良い合宿を終えることができました。3月の合宿は春休み中という事もあり、普段よりも自由度の高い合宿を行う事が出来るのが魅力ですね。拙い文章でしたが、ご精読ありがとうございました。
さらば屋久島



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