H29年度 冬合宿 前半編

しばらくは大丈夫だろうと油断していたら早くも再び出番が回ってきた小高です。今回は毎年長野県の白馬五竜スキー場にある法政大学所有の山小屋を拠点として行っている冬合宿の模様をお送りしたいと思います。前半を私小高、後半を古閑君が担当します。ちなみに途中入山の犬飼君に一年生3名を加えて天幕することになった日にジャンケンで勝利したためこの2名が担当することになりました。ブログ書くか風邪の危険に晒されるかだったら前者取りますよね…。誰も風邪等にならなかったので良かったですが。


12月22日(木曜日)
この日は夜に大学に集合し、装備の確認を行った後バスに乗るため乗り場まで移動しました。




この日は生憎の雨で、徐々に強くなっていく雨の中での移動・待機を強いられました。一時迷子になってしまいまして、あの時は雨の強さもあって絶望を感じました…。この日の雨が(精神的に)一番辛かったと言う人も少なくなさそうです。


12月23日(金曜日)
白馬五竜に到着後オープンを待ち遠見小屋を目指します。




エスカルプラザでは雨でしたがアルプス平ゲレンデでは雪でした。雨は勘弁してください…。


スキー板にシールを装着しシール歩行で遠見小屋に向かって行きます。


ザックの重さと慣れないシールでの歩行に大変苦戦しました。(あぁ辛かった…。)移動の時が一番辛かったと思いますし、ここでのダメージが後の行程に響いていきました。何事も入りが大事ですね。


小屋に到着後シールでの歩行練習を行いました。


その後スキーでの滑走の練習も実施しました。僕はスキー自体が初めてのため全く上手くいきませんでした…。


小屋は調理器具や設備もある程度整っているため食事の用意等普段よりも充実したものにすることができたと思います。薪割りなど山小屋を感じさせられる体験ができました。



石井副監督とご家族の皆さんにいらっしゃって頂き差し入れも頂きました。ありがとうございました。


12月24日(土曜日)
この日はまずスキー板・アイゼン・ワカンの着脱練習を行いました。普通の地面での場合と違い、雪の上で着脱を行うことの難しさを痛感しました。生来の不器用も影響しとても苦労しました。今後も冬季の活動において迅速な着脱を常に心がけていかなければならないと感じました。


その後ワカンを装着しての歩行練習を行いました。ラッセルを用いて進んでいきます。傾きがある斜面などでは特に苦労しましたし、ラッセルの技術を身に付けていくのと同時にまだまだ筋力・体力をつけなければならないと感じました。





ビーコンを用いての捜索訓練も行いました。非常事態が発生した場合に一刻も早く雪に埋まった人を発見・救出することが求められます。雪山で活動する以上雪崩等の危険は伴うわけですし、発生の可能性が全く無いとは言えないことからもこの技術の重要性を感じました。


その後前日と同じくシールでの歩行練習を実施しました。シールがしっかり機能しなければ歩行はできないわけですし、普段からのシールの取り扱いの大切さも学びました。


石井副監督とご家族の皆さんからケーキを頂きました。この時期に雪山で小屋に籠り生活していると世間から隔離されてる感じがとてつもなくしますが、この瞬間はとても幸せを感じました。ありがとうございました!




12月25日(日曜日)
12月25日といえばクリスマスですね!(遠い目)


この日はスキーでの滑走を行いました。途中まで石井副監督とご家族の皆さんとご一緒させて頂きました。石井副監督のお子さん達はとても上手に滑られており、教育の賜物だなぁと感じました。それに比べてぼくなんて…と自分の存在というものについて考えさせられました。





その後2つの班に分かれて滑走を行いました。初心者なので、甘えかもしれませんが簡単なコースから徐々に慣れていくという形をとりたかったのですが…。数本の滑走の後、なかなかのコース(鈴木さん曰く大したことない)に挑戦をさせられ…。さながら獅子が我が子を千尋の谷に落とすように…。スキー板とストックが全て吹き飛んでいった時はもうダメだと思いました…。とにかく大事に至らなかったので良かったです。


この日は渡辺さんのお誕生日でした。中山さんと望月さんがつくったケーキでお祝いしました。




12月26日(月曜日)
この日は全装での雪上訓練を行いました。見返り坂までの道のりをワカン・シールでそれぞれ1往復ずつ行いました。冬合宿では小屋を拠点として活動できるため軽装で可能であることも多いですが、他の合宿では全装での移動の技術が必要とされることを考えると、とても辛かったものの学びある充実した訓練であったと思います。




シールで見返り坂に到達したところで鈴木さん監修のもとロープワーク訓練を行いました。山での活動の奥深さを感じました。



この日は全員で天幕をしました。しかしなんと、こういう時に限って天気は雨…。翌朝には大変なことになってるとは思いもしませんでした…。


以上で冬合宿前半のブログとさせて頂きます。
今回初めての冬季の活動、そして僕にとって初めてのスキーとなりましたが、全体を通して雪の上で活動することの難しさを痛感しました。雪の上で思い通りに動けずどうしようもできないもどかしさを常に感じて正直とても辛かったですが、今回経験したことを今後に生かして少しずつでも良くしていきたいと思います。


ブログの投稿が遅れてしまい申し訳ありませんでした。
2017年も法政大学ワンダーフォーゲル部をよろしくお願いいたします。

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